■Words by Kenji ■Music by すみれ ■Arranged by すみれ
朝 何もしないで目が覚めた 朝 何もしないで目が覚めた どれだけ高くとべる? どれだけ手をのばせば それにとどく 空 散歩しながら見上げた 空 散歩しながら見上げた どれだけ前に進む? どれだけ手をのばせば..... さぁ どうしたものかと考えた さぁ どうしたものかと考えた どれだけそこで見える? どれだけ手をのばせば それにとどく どれだけ手をのばせば そこにいける もどる
からっぽの頭 ふりしぼれ からっぽの頭 ふりしぼれ 何も考えていない訳じゃないのさ からっぽの頭 目覚めてくれ からっぽの頭 目覚めてくれ 何が終わりか教えてくれ からっぽの夜をとびこえろ からっぽの夜をとびこえろ 沈んだ俺の気持ちもちあげてくれ からっぽの夜の隙間から からっぽの夜の隙間から 何が終わりか教えてくれ からっぽの花を摘みにいこう からっぽの花を摘みにいこう 何が始まりか見させてくれ もどる
花が咲いて 鳥が鳴いて 川が流れて 空が高くて 風が吹いて 雲が流れてく こんなステキな一日を過ごす為には 一体 俺に何が欠けているんだろう 逃げる事の強さにダマされていたい気分さ ココにこうしているのが一体何を意味しているのか わからねぇ 息を吸っても 息を吐いても タメ息に変わる 目を閉じても 目を開けても 目まいに変わる とってもステキな一日を過ごす為には 一体 俺に何が出来るというんだろう 何もない事の強さにダマされていたい気分さ ココにこうしているのが一体何を意味しているのか わからねぇ 階段にすわりこんで ヒザを抱えているだけで タバコふかしているだけで 時間つぶしているだけで 手探りで探してみても 探すものさえ見当たらねぇ ココにこうしているのが一体何を意味しているのか わからねぇ もどる
足元にからまってる 風に巻き込まれて 憂鬱を引きずって ひびわれていくのか 目をつぶりたい 失った物だけが 全部じゃないけど 昨日にちりばめられた 長く堕ちる影 とってつけた様な気持ちだけが転がっているのさ どこにも見当たらないから わすれた事にした どこにもあてなどないから 知らない事にした なぁそうだろ? これでいいんだろ? ふれた事もないのに目の前に広がっているのは 遠く見おぼえがあるのは なぜ? どこかで見た感じがするのさ わすれかけていた ニオイが鼻をかすめていった 遠く見おぼえがあるのは なぜ? もどる
確かなものほど 浮かんでは消えていく 流れるものほど 深くツメあとを残す 見えなくなるほど 遠くにかすんでいく どこを探しても 何も見えてはこないさ あるべきものは どこかに忘れてきた いつの間にかに 見失ってしまった 心のかさぶたが またキリキリ音たててうずきだす 忘れかけていた傷が 顔を出して俺を誘っているのさ 過ぎた時間ほど 重くのしかかる 長くひきずって ここまでやってきた あるべきものは どこかに行ってしまった いつの間にかに 見失ってしまった 心のかさぶたが またキリキリ音たててうずきだす 忘れかけていた傷が 顔を出して俺を誘っているのさ 確かなものほど 浮かんでは消えていく 流れるものほど 深くツメあとを残す 心のかさぶたが またキリキリ音たててうずきだす 忘れかけていた傷が 顔を出して俺を誘っているのさ もどる
俺は罪深い生き物で 見えない物ほしがる愚か者 太陽の光で溶けてしまえ 紀元前の彼方にふき飛んでしまえ 俺は罪深い生き物で 生まれる前から罪を背負っている 夜の闇で体溶かしてしまえ 遠くの遠くでうろたえて朽ち果てろ カーテンの隙間のその向こう側 そのドアをノックするおまえは何だ 俺は罪深い生き物で 見えない物ほしがる愚か者 太陽の光で溶けてしまえ 紀元前の彼方にふき飛んでしまえ カーテンの隙間のその向こう側 そのドアをノックするおまえは何だ カーテンの隙間のその向こう側 そのドアをノックする俺は誰だ もどる
勘違いするなBABY ビンの底でくすぶってる 勘違いするなBABY 瀬戸際でからまってる 見たこともない顔できっとセセラ笑っている 勘違いするなBABY 目も回る穴があいてる ギリギリのラインで キレイに飛んで見せてやる カラカラ音がしてんだぁ カラカラ音がしてんだぁ 踏み外すなよBABY 足踏みなんてしてんなよ 踏み外すなよBABY 寄り道なんてしてんなよ 見たこともない場所できっとヒザを抱えている 踏み外すなよBABY 道はまっすぐ伸びている ギリギリのラインで キレイに飛んで見せてやる キリキリ頭痛てぇんだぁ キリキリ頭痛てぇんだぁ OH YHA! なんだか 旅人のような気分で OH YHA! なんだか 渡り鳥のような気分で ギリギリのラインで キレイに飛んで見せてやる キリキリ胸が痛てぇんだぁ キリキリ胸が痛てぇんだぁ OH YHA! なんだか 旅人のような気分で OH YHA! なんだか 渡り鳥のような気分で もどる
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僕がセカンド・アルバム『青の地平線』をだしたとき、これはロックじゃない と言う人がいた。そのとき僕はロックを指向していたわけじゃないので、べつ にそう言う指摘をされても困ったなと感じ、それと同時にロックってなんだろ うと思った。 すみれはめちゃめちゃロックだ、サウンド、歌詞、彼らのスタイルどれをみて もロックとしか言いようがない。その自意識過剰で馬鹿正直で世間をせせら笑 っているような態度、彼らはロックであることがすべてで、それ以外はなんの 意味もない。すみれを見ていてそう思うのは、僕がロックに抱いているイメー ジにぴったりだからだと思う。 ここで僕が解ったようなことをいってもしかたがない、すみれから見たら僕は ずいぶん年上で、歩いてきた道のりもずいぶん違うけれど、お互いいつまでも 自由で無責任な風に吹かれていたいものだ。 1998,4,1 坂田ひさし もどる
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